延岡市北川町白石に5月28日、地取れの幸にこだわったおもてなしレストラン「夢さらら」がオープンする。当面は、安全・安心、ヘルシーさにこだわった「夢さらら御膳」をメーンに、鹿肉を使ったディアカレー、ディアプレートなどを提供していく。
北川町商工会(盛武一則会長)のプロジェクト室(島田英毅室長、17人)の女性職員でつくる「レストランプロジェクト女子会」が中心となり、旧国道327号沿いの居酒屋(いろり亭山河)跡地をほぼ手作りで改修し、おしゃれな空間を創り上げた。名称も一般から公募し、名古屋市在住の小寺光雄さんの名称が選ばれた。
コンセプトは「蛍の住む清流の里きたがわで、安心・安全な地元食材を活用した美容と健康を守るお手伝いをするお店」。北川町特産のアユ、ウナギ、鹿肉、猪肉、地取れの新鮮野菜などをふんだんに活用し、季節、月ごとに内容を変えながら、30歳以上の女性をターゲットした料理を提供していく方針、という。
当面は昼(午前11時~午後3時)のみの営業で、メニューは2種類の膳とデザート、コーヒーがセットになった「夢さらら御膳」(1500円)、鹿肉特有のにおいを消し、マイルドに仕上げた「ディアカレー」800円、鹿肉のソーセージ、鹿肉のジャーキー、季節の野菜スープ、パン、ドリンクがセットの「ディアプレート」(900円)が主体となる。料理はいずれも野菜ビュッフェがセット。
地元マスコミ向けに行われた5月20日の試食会では、「夢さらら御膳」を試食した。内容は「一の膳」が鹿肉の竜田揚げ、ウナギのかばやき、ワサビしょう油で味わうそば団子、野菜の煮物、小松菜のごま和え。「二の膳」がご飯、鹿肉のシューマイ、野菜のせいろ蒸し、卵のスープ。デザートがシフォンケーキ生クリーム添えとコーヒーだった。


近年、農作物や樹木の苗などを食い荒らし有害鳥獣として駆除の対象となっている鹿の肉は、ドコサヘキサエン酸(DHA)が多く含まれ、牛肉・豚肉に比べタンパク質が2倍、鉄分が3倍、脂質は逆に10分の1ともともとヘルシーな食材として知られ、イタリア料理などには欠かせない食材の一つ。
それを、地元の猟友会の料理上手として知られる井本人義さん(54)がチーフシェフとなり、特有のにおいなどを長年培った技術で巧みに処理し、上品な料理群に仕上げた。
井本さんは「一の膳に出した鹿肉の竜田揚げは、昔から保存食として食べられていたもの。今後は鹿肉の大葉巻き、ハンバーグのほか、アユ、ウナギなど地元の素材をふんだんに取り入れた料理を提供していきたい」と話した。
職員らの手作りで改修した施設は約130平方メートルの広さがあり、収容人員は33席。6、7月は無休で営業していく、という。当面は予約優先で、予約、詳しい問い合わせは同レストラン(携帯090・5923・0698)へ。
延岡市内からは、国道10号を北上し、北川町の中心部で大分方面に向かう国道326号に左折し、約1キロ地点にある白石橋を渡ってすぐ左折、約500メートル先の右側にある。























