格子戸をくぐり顔を上げると、そこからは別世界。打ち水されたゆるい階段の両脇には、季節ごとに咲き誇るであろう花や木々。開いた玄関では、オーナーが丁寧に両手をついて迎えてくださる。この瞬間からきょうのランチの期待度は100パーセント。
1部屋に1組ずつの部屋に通されると、1席1席に一輪挿し。膝掛けまで用意されていて、細やかな心配りを感じます。
最初にそばの実と椎茸のスープでほっこり。一口いただいて期待度は100パーセントから無限大へ……。里芋の蒸し物は、細かく千切りにして揚げたごぼうと小さなイチョウの葉の形のにんじん、ぎんなんに餡がかけてあり、そこには彩り素晴らしい秋の世界が広がっていました。味もこの上なく上品で、まるで“芸術”の一品。
次のお膳には、熊本からのお取り寄せでオーナーイチオシの豆腐のもろみ漬け。鶏の岩塩焼き。お汁はよもぎ麩の入ったゆずの香り。そして器ごと冷やされていた漬け物。デザートには、江戸末期の器に入った栗ぜんざいと抹茶。すべてのお料理が、その料理にちょうどいい温かさなんです。
器で楽しませていただき、料理の味も最高とあって、テンションは上がりまくり。オーナーのおもてなしの素晴らしさと、器に対する深い愛情を感じ、大変勉強になりました。少しでも近づきたいと思いす。
私が今まで延岡でいただいたランチの中で、ナンバーワンだと思いますよ。
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今回紹介したお店は、延岡市山月町にある「茶房てふてふ」(電話0982-32-0660)です。営業は午前10時から午後3時までで、コースランチは前日要予約。雑貨やミュージアムグッズも置いてあり、喫茶としても営業しています。月曜、日曜、祝日が休みです。




















