NHK大河の「龍馬伝」では、イケメン俳優の佐藤健が演じた“人斬り以蔵”が話題になったが、幕末にはもう一人、有名な“人斬り”がいる。“人斬り半次郎”こと中村半次郎、後の桐野利秋である。
以蔵は武市半平太に使い捨てにされる形で死んでいくが、薩摩示現流の使い手だった半次郎は西郷隆盛に引き立てられ、明治維新の功労者の一人として陸軍少将にまで上り詰めている。
半次郎は征韓論に破れ薩摩に帰った西郷隆盛を追い、陸軍少将を辞職して薩摩に帰り、その後の西南戦争でも最後まで西郷に従って戦い、壮絶な最後を遂げる――。
少々前置きが長くなったが、その半次郎の生涯を描いたのが、11月13日から延岡シネマで公開される映画「半次郎」だ。
ご存じのように、延岡は西南戦争の最後の激戦地となった場所。北川町俵野には薩摩軍の本陣だった宿陣跡があり、西郷はここで薩摩軍を解散し、険しい可愛岳を越え薩摩を目指す決死行を決意する。その意味でも、延岡とも縁浅からぬ映画なのだ。
その「半次郎」公開を記念したコラボ商品として、延岡市新町の「BAR Meister」(黒木正幸代表、マルビル3階)が苦心の末に完成させたのが、「半次郎カクテル~延岡・和田越決戦場スペシャルカクテル~」だ。
西南戦争最後の激戦地である延岡と、西郷隆盛と僧侶月照を醤油蔵に匿ったという経緯のある白木太七を祖先に持つ福岡市の「福萬醤油」とのコラボメニュー。
「伊佐錦」で知られる鹿児島県大口市の大口酒造が作った甕仕込みのコラボ焼酎「半次郎」をベースに、リキュールのマンダリンで味を仕立て、隠し味として福萬醤油のパンにかけるスイーツ醤油を使っている。ローズマリーとレモンの風味をたっぷりと利かせたことで、爽やかな飲み口のカクテルになっている。私には少々甘く感じたが、女性は好きそうな味である。
「カクテルに醤油?」といぶかる人もいるだろうが、この醤油は普通の醤油とは趣がかなり異なる。博多プランドのイチゴ「あまおう」の果汁とリンゴ果汁がフレーバーとして入っていて、甘く、醤油というよりメープルシロップみたいな感じ。パンや餅、アイスクリームなどにかけると美味しいかも。
1杯900円。呑んでみたい方、詳しく知りたい方は「BAR Meister」(電話0982・21・7799)へ。

















