(家電進化論)LED電球がお得感いっぱいに
発光ダイオード(LED)電球が普及しはじめている。さらに4月からはエコポイントが2倍の価値で使えるようになるため、普及に拍車がかかるのではと、関係者は期待している。
LED電球というと、暗く、冷たい感じの光というイメージだったが、最近は商品開発が進み、蛍光灯のような昼白色から、白熱電球のような暖かなイメージのオレンジ系の光まであり、明るさも十分。さらに寿命は白熱電球の約40倍の4万時間。対して消費電力は約8分の1で、1日10時間使っても10年間以上交換が不要という、最先端の省エネ商品だ。しかも、紫外線や赤外線がほとんど出ないので、熱を持たなかったり、虫が集まりにくかったりという特徴もあり、飲食店などでも好評という。
一般の白熱電球の代わりに使えるLED電球が登場したのは1年前。価格は当初1万円以上したが、その後、低価格化が進み、今は4000円ほどとなっている。売上も順調に伸びているが、さらに普及を後押ししそうなのが、この4月からのエコポイントの改定だ。
テレビ、冷蔵庫、エアコンの省エネ家電(グリーン家電)の購入で取得できるエコポイントは、現金と同じように、さまざまな商品と交換できるのだが、4月からはLED電球に限って2倍の価値で交換できるようになるのだ。たとえばグリーン家電の32型テレビを購入すると1万2000点のエコポイントが付くので、これまでは4000円のLED電球3個と交換できた。ところが、4月からは倍の6個(2万4000円分)のLED電球と交換できるようになるのだ。
しかも、エコポイント取得はこれまで、個人で手続きをしなければならなかったが、4月以降は販売店でできるようになるので、消費者側、販売店側双方とも制度が使いやすくなる。LED電球はまさに、売り時、買い時を迎えたわけだ。電気販売店では「もはや電球は消耗品ではなく、耐久消費財になった。一度売り逃したら10年間は買い替えに来てくれないぞ」と販売員に檄が飛んでいるという。LED電球の国内市場は今後数年で100億円規模になるとも言われている。すでに、光の色や明るさをリモコンスイッチひとつで調整できるタイプが登場するなど、各メーカーが商品開発、販売にしのぎを削る分野になりそうだ。
(取材協力・マルセイ電器)













