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2010年4月12日
ひゅうが曼荼羅 「高千穂鉄道のりかえ」 今となっては貴重です

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 前号に引き続き「これって、いつの写真なの?」。そう思いたくなるのも無理はありませんね。だって高千穂鉄道は、とっくに廃止されているのですから。でもこの写真、決して古いものではなく、最近撮ったものなのです。
 平成17年(2005)9月6日、県北を襲った台風14号の豪雨で、五ケ瀬川が氾濫(はんらん)、家屋の浸水、道路や田畑の冠水など、未曾有の被害を出しました。このとき高千穂鉄道も、橋梁が流出したり、道床が洗い流されたりしました。
 その結果、同日から鉄道はストップ、平成20年(2008)12月28日、ついに全廃という残念な結果になってしまいました。比較的被害の小さかった高千穂―槇峰間、延岡―川水流間だけでも、運転再開できたら良かったのだけど・・・。
 すでに全廃から1年3カ月、いまだに台風の傷跡があちこちに見られ、痛々しい姿をさらけ出しています。ところが、延岡駅の2・3番プラットホームに行くと、ご覧の通り「のりかえ 日ノ影・高千穂方面」と書いた電球方式の電光掲示板があるじゃありませんか。
 その上、夜になると掲示板内部にセットされている蛍光灯が点灯、これがまたシックで味があるんです。半面、わびしい気にもなりますけどね。
 全国にゴマンといる鉄道ファンは、高千穂鉄道が廃止されたのは知っていますから、この掲示板を見たら、身震いするほど感激すること請け合いです。今となっては、高千穂鉄道が存在したことを「文字」で証明する貴重な逸品ですから。
 JR九州さん、もし掲示板を外しても、どこかに保存をお願いします。すでに「遺産」ですよ。もっとも、宮崎交通の日の影・高千穂方面行きの「バスに乗り換え」という意味に取れば、撤去する必要はありませんがね。(註=鉄道駅は日ノ影、バス停は日の影、町名は日之影)





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