海賊スポットを開発せよ! 延岡で浦城再発見ツアー
オウヤ千軒、イントボシ、馬とばせ……延岡市浦城町周辺の隠れスポットを巡る「のべおか浦城再発見ツアー」が2月12日、現地で行われた。
浦城湾は入口が狭く、深く入り込んでいるため、鎌倉、室町時代は倭寇や浦尻(うらしり)水軍の根拠地であったといわれており、当時をしのばせる地名、遺構が多く残っているが、標識もなく、市民にも余り知られていないスポットが多い。
これを、同地区で取り組むブルーツーリズムに生かそうと、のべおか地域ブランド推進会議が企画。市内の観光関係者や漁業関係者、大学生ら約20人が参加した。
参加者はまず、延岡マリンサービスのボート「ルンバルンバⅡ」に乗船し、浦城湾内や外海を巡航しながら、地元の岩切幸久さん(延岡水産開発社長)や甲斐寿夫さん(須美江町の民宿・紺碧代表)から浦尻水軍にまつわる話を聞き、湾口周辺の景観スポットを見学した。
その後、民宿・紺碧で、同推進会議が試作中の「海賊丼」と「浦の恵丼」を試食した。
浦城周辺のスポットをいくつか紹介する。
【スカ千軒】
浦城湾の湾口付近にあった集落。旧パールランド付近で、かつてたくさんの家で栄えたといわれる。
【オウヤ千軒】
浦尻水軍の城があり、栄えたといわれる集落。浦城城は湾沿いの標高40メートルの山頂にあった。海賊の宝が埋蔵されているとの伝説もあり、過去には実際に掘った人もいたらしい。
【船隠し】
浦城城東側の入り江。岩場に直径数十センチの穴が2カ所開いており、ここに丸太を入れ仮の桟橋を作り、いつでも船出できるようになっていた。
【浦城マリーナ】
浦城湾内に昨年6月に完成したマリーナ。海上に幅1・6メートル、長さ合計435メートルの浮き桟橋(79メートル、151メートル、118メートルの3本と、陸地との接続用桟橋を含む)を設置しており、遊漁船200隻を係留することができる。
【イントボシ】
天正6年(1578年)、浦尻城主・松田義清が豊後の大友宗麟に責められて落城。義清は対岸に渡り、山中に隠れているところを村人の手引きで発見され、切腹させられた。以来、この地の前を通と強い腹痛を起こし通ることができないので、犬の真似をして四つんばいになり「犬とおぼしめして」「イントボシテ」と口々に唱えながら通ったという。
【馬とばせ】
浦城東端の旗揚山(金山鼻)から浦城城まで、水軍が伝令で馬を走らせたといわれる尾根伝いの道。
【七ツ島】
浦城のダイビングスポット。全国的にも貴重なカエルアンコウの宝庫で、水中洞窟などもあり初心者からベテランまで楽しめる。
【マト(立バエ)】
浦城湾の目印ともいえる、三角形の独立礁。イシダイ、メジナ(クロ)、チヌなどが狙える磯釣りポイントとしても有名。アポロ宇宙船に見えなくもない。
























