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2009年6月27日
チキン南蛮でまちおこし 7月8日に発祥のまち宣言シンポ-延岡市 

img_3043 宮崎観光遺産に選ばれたチキン南蛮をまちおこしにつなげていくための第一歩となる「チキン南蛮発祥のまち宣言シンポジウム」が7月8日午後7時8分から、延岡市本小路のカルチャープラザのべおかハーモニーホールである。市内の有志でつくるNAN・BAN・TRY(ナンバントライ、委員長・上荷田洋一旭化成延岡支社総務部長)が、チキン南蛮が延岡発祥という事実をより多くの市民に知ってもらうとともに、県内外にアピールしようと企画した。シンポジウムではチキン南蛮のルーツ紹介、発祥のまち宣言、パネルディスカッションが行われる。

 
 実行委員会は7月8日をナン(7)バン(8)の語呂合わせから「チキン南蛮の日」に制定。今後は、チキン南蛮が市民生活に根付いた料理になっていることから、チキン南蛮にまつわる川柳やイメージキャラクター(NANBAN・MAN)の募集、チキン南蛮コンクールの開催、チキン南蛮が食べられる市内の飲食店の場所や各店のこだわりなどを網羅した「チキン南蛮マップ」の作成など矢継ぎ早な仕掛けを展開し、まち全体がチキン南蛮を中心にした食のテーマパークになるような構想を描く。img_3033

 
 「延岡のまちをもっと元気にしたい」という熱い思いを持ったメンバーが昨年12月に会合を開き、悲願だった高速道路の開通が5、6年後に迫る中、素通りされるまちではなく「立ち寄りたくなる」ような魅力的なまちにするための方策を議論したのがきっかけ。今や宮崎を代表する郷土料理として全国に知られるチキン南蛮が延岡発祥であり、市内の多くの飲食店で提供されている事実に着目した。

 
 上荷田委員長は「延岡には一番身近な所に外に向かって自慢できるものがあったが、あまりに市民生活に入りすぎているために今まで気づかなかった。シンポジウムをきっかけにチキン南蛮のまち・延岡というイメージを内外に広めていきたい」と意欲的だ。

 

 

 チキン南蛮のルーツには諸説がある。昭和40年ごろ、同市栄町の「直ちゃん」の創業者である故・後藤直(なおし)さんが、修業していた祇園町の洋食店「ロンドン」で食べていた賄い料理をヒントに、独自の改良を加え店で出し始めた。また、同時期に「ロンドン」で修業した「おぐら」グループの創始者で延岡出身の故・甲斐義光さんが、酸っぱさをタルタルソースで抑えてまろやかな味にしたチキン南蛮を生みだし、宮崎市内の店舗で出したところ好評で、グループの人気メニューとなり県内に広まっていった。

直ちゃんのチキン南蛮

直ちゃんのチキン南蛮

おぐら旭ケ丘店のチキン南蛮

おぐら旭ケ丘店のチキン南蛮

 シンポジウムは2部構成で、第1部では「直ちゃん」の先代おかみである後藤信子さん(77)と、同市に本社がある「おぐら」の甲斐輝貴社長(58)をゲストにチキン南蛮のルーツを改めて検証した後、のべおか若鮎レディが発祥のまち宣言文を読み上げる。

 
 2部は「チキン南蛮発祥のまちのあしたを考える」をテーマにしたパネルディスカッション。旭化成延岡支社長の水永正憲さん、九州保健福祉大学准教授の山内利秋さん、小倉焼うどん研究所所長の竹中康二さん、同市でShionパン・料理教室を営む料理研究家の新田範美さんの4人がパネラーを務める。特に北九州市から来延する竹中さんは、B級ご当地グルメの祭典「B―1グランプリ」を主催する愛Bリーグの役員で、富士宮やきそばと小倉焼うどんが小倉城址で対戦した「天下分け麺の戦い」の仕掛け人として知られている。





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