(県北よもやま)延岡にも県内最古のフェニックス? 旧山口邸に今もそびえ立つ
宮崎県庁の玄関前にある県内最古のフェニックスが枯死、5月21日に伐採、撤去されることになった。いやいや、延岡市にも県内最古クラスのフェニックスの巨木があることをご存知だろうか。
フェニックスは「宮崎県の木」になっており、樹齢99年、県内最古といわれる県庁玄関前のものは、県のシンボルとして親しまれてきた。しかし、数年前から細菌に侵されて樹勢が衰え、今年4月の調査で、枯死していることが分かった。
このフェニックスは明治45年(1912)、宮崎市の天神山に植えられ、昭和7年(1932)の県庁本館しゅん工のときに同所から移植された。以来、戦災にも遭わず77年間、県庁の建物と訪れる人たちを見守ってきた。
県庁玄関前のが県内最古というなら、延岡市惣領町のフェニックスも負けてはいない。旧山口家にあるのがそれで、とにかくデッカイ。この木は、山口家の3代前の当主、山口勇氏(故人)が横浜から取り寄せ、植栽したという。それが大正の初めごろだそうだが、たとえ苗を植えたとしても、何年間か育てられた苗だろうから、樹齢は100年前後と思われる。もちろん、今も健在。ひょっとしたら、山口家のフェニックスの方が古いのかもしれない。
山口家は代々、延岡の大地主として知られ、広い敷地内には、40年程前まで大きな邸宅と庭、2つの倉などがあった。フェニックスは敷地のほぼ真ん中に位置していたが、現在は敷地が半分ほどになったため、敷地の西側になっている。高さはゆうに10メートルを越え、幹周りも細いところで7、80センチはある。
山口勇氏の孫にあたる紘基さん(64)=横浜市在住=は「祖父は大学を出て三越に勤めましたが、間もなく延岡に帰り、フェニックスは横浜の検疫所から取り寄せたと聞いています」ということだから、輸入されたものかもしれない。いずれにしても、古さにおいては県庁のに優るとも劣らない木であることには間違いない。













