2009年3月17日
(県北よもやま)臨時特急「富士」走る 日豊本線で“最後の奉公”
3月15日、ブルートレインの特急「富士」が日豊本線を走った。14日の大分駅着を最後に姿を消した寝台特急「富士」だったが、JR九州はこれまでの利用者に感謝の意を込めて、大分―鹿児島中央(旧西鹿児島)間で特別仕立ての「富士」を走らせた。オレンジ色のED76型電気機関車にけん引されたブルーの客車6両には、乗客90人が互いに思い出などを語り合いながら、つかの間の旅を楽しんだ。
「富士」が日豊本線を初めて走ったのは、昭和39年(1964)10月。このときはまだ東京―大分間で、宮崎県内を走るようになったのは、翌40年(1965)10月から。大分から一気に西鹿児島まで延長され、走行距離は1574.2キロと、最長区間を走るブルトレとして、鉄道ファンの人気を集めた。
しかしその後、新幹線の博多駅乗り入れとスピードアップ、航空機の割安な料金や増便などでブルトレ利用者は激減、平成9年(1997)には、再び大分止まりとなった。これによって、宮崎県からブルトレは姿を消えた。そして3月14日、「富士」は同じブルトレの「はやぶさ」(東京―熊本)と同時に廃止された。
今回、12年ぶりに「富士」が宮崎県内を走ったわけで、沿線では多くの鉄道ファンらがカメラを構え、盛んにシャッターを切っていた。県北では、特急「にちりん」と行き合いのため北川駅に6分ほど停車したほか、延岡駅にも約2分間停車した。南延岡駅、日向市駅などには停車しなかった。














