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延岡市都市景観賞の各受賞理由と写真を紹介
By 0982.TV On 17 12月, 2008 At 05:44 PM | Categorized As 延岡市, 新着ニュース, 特集 | With 0 Comments

 延岡市都市景観賞と都市景観絵画コンクールの受賞作を一足早く写真で紹介。受賞理由(要旨)も同時掲載します。実物は1月6日から2月5日まで、延岡市立図書館で展示されます。

 
【都市景観賞】

◆最優秀賞(グランプリ)

綱の瀬橋梁=延岡市北方町=

 綱の瀬橋梁は、北方町の五ケ瀬川本流と綱の瀬川の合流点の鹿川峡谷に架かっている鉄筋コンクリートの連続アーチ橋梁です。中央に大スパンのアーチを架け、その両側に42連の小スパンのアーチを連続させて並べた景観は、壮観かつリズミカルでもあります。また、アーチを支える橋脚は白い荒々しい岩盤に立脚し、アーチの列は屈曲した流れに対し整然と連なり、その幾何学的な構成は、変化に富む周辺の自然と好対照であります。同時に、歳月を経るなかで自然と融合し、一体化しつつ、見る人に親しみを増しています。
 綱の瀬橋梁は、昭和12年に旧国鉄が当時の最新技術を駆使して建設されました。総指揮者は釘宮磐(関門トンネルの工事にも従事)、指導は吉田徳次郎(わが国のコンクリート工学の先達)です。延岡市にとってはもとより、日本にとっても大切な近代化遺産であると言えます。

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◆優秀賞(美しい景観をまもりま賞)

石上棚田=延岡市北方町板上=

 棚田の景観は、わずかな土地を惜しみ最大限に活かした、飽くことのない田んぼづくりへの執念がもたらした先祖からの遺産であります。この棚田のある峡谷では、手入れが行き届き、初夏の早苗の緑や秋の稲穂の黄金と石垣のコントラストはもとより、四季折々の景観の変化が見られ、多くの人々をなごませると同時に、教習を感じさせます。
 この棚田は、北方町曽木川上流の杉の内谷と大保下谷の渓流沿いにあります。棚田の法面は、人力による割石を細かく丁寧に積み上げ、数百年かけて作られたと言われています。このような美しい棚田の景観が保存され、周知されることにより、棚田が果たしてきた農業生産に加え、国土・環境の保全、農村の原風景の形成、伝統や文化の継承といった多面的な機能を果たしてきたことへの理解を促すことになります。

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◆優秀賞(美しい景観をそだてま賞)

温帯のマングローブ沖田川のハマボウ=延岡市沖田町=

 沖田川沿いの河口にかけて群生していたハマボウを蘇らせ、以前の河川景観を取り戻す取り組みです。ハマボウは、熱帯のマングローブに似ていることから、温帯のマングローブとも半マングローブとも言われ、延岡の日豊海岸河口一帯に群生し、自然堤防として水害から守り、夏の花の時期は美しい景観を形成し、地域の人々の暮らしに深い関わりを持ってきました。
 近年、多くの河川がコンクリート護岸に改修され、そこの固有の植生が失われ、同時に河川景観も変貌してきており、これに対する反省の動きが出てきています。現在沖田川の河口沿いでハマボウの繁殖を図り、群生を蘇らせ、以前の河川景観を復元する取り組みが、県北植物愛好会を中心に、旭ケ丘の住民やボーイスカウト、ガールスカウト、県土木事務所、市生活環境課、共栄マリンの協力で進められています。今後も取り組みが継続、発展していくことを期待します。

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◆優秀賞(美しい景観をまもりま賞)

雑貨店コニファー=延岡市土々呂町=

 昭和10年に土々呂に住宅として建てられた洋館です。当時にタイムスリップすれば、今よりもっともっと洋館だったと思います。土々呂港は、大正時代から関西をはじめとする商業交易が盛んで、保険代理店を営んでいた熱心なキリスト教徒夫妻の住宅として設計されました。現在は雑貨店として活用されています。設計者は、米国人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズで、後に日本に帰化した人です。
 国道10号線の旧道から路地に入り抜けると、山を背景に、赤い屋根、白い壁、上げ下げ窓の洋館があり、庭園を含め神戸市や長崎市にある山手地区の外国人住宅に通じるところもあり、エキゾチックさを感じさせます。これに隣接する2軒の古い住宅も、雑貨、ギャラリーとうまく活用し、合わせて景観形成による地域再生に寄与しています。
 ヴォーリズの設計による教会や学校を主体とする建物は1600に及んでいて、それらは高く評価され、保存を願う声が広がりつつあります。

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◆優秀賞(美しい景観をつくりま賞)

佐藤焼酎製造場株式会社=延岡市祝子町=

 祝子川に面して建てられた新しいイメージの焼酎製造場です。背後には行縢山をはじめとする山々の緑が囲み、前方に祝子川が開ける敷地景観に配慮し、曲線を活かした構成となっており、デザインが特徴的です。その曲線部分は、川面に向けてせり出し、流れに沿ってゆっくりとカーブし、コンクリート打ち放しの壁と木の列柱からなる回廊とし、建物の外周に巡らせて、ここを訪れる人を建物の中に導入する構成となっています。
 明治38年に上流の鹿狩瀬町で創業し、百年を迎え、次の百年に向けて、同じ祝子川沿いのこの地で、新たな時代の「蔵のあるべき姿」を求め、地域と密接な関わり合いを作り出そうとしてます。この焼酎蔵による景観には、これからこの地域になじみながら、地域を元気づけていく気配が感じられます。

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【都市景観絵画コンクール優秀賞】

◆小学生以下の部

甲斐紗也佳(延岡小学校1年生)

きらきら光るイルミネーションの中に遠くの煙突や山々までもよくかけていますね。

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吉田壮太(岡富小学校2年生)

力強い行縢山と色とりどりのお花畑が対照的で美しい絵になっています。

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新名理子(南方小学校3年生)

城内の石垣階段を樹の間からとらえたリズム感が面白いですね。

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伊藤彰吾(旭小学校4年生)

高台から見た延岡の街の近景から遠景までを連続的に丁寧にとらえています。

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森慎太郎(延岡小学校5年生)

手前に大きく五ケ瀬川を書き、遠くに煙突の立つ市街地や東海の山々を配し、延岡らしさを出すのに苦心しましたね。

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長野諒平(島野浦小学校6年生)

対岸の港、家並み、山々をとらえた遠景に変化のある草花の近景を重ね面白いコントラストをつくりだしています。

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◆中学生以上の部

甲斐由起(北方中学校1年生)

高いところから見た棚田、道、家並み、木々がパッチワークのように書かれています。

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池水文香(西階中学校1年生)

延岡を代表する自然五ケ瀬川を画面中央の下から上に望み、その先に山々がずっしりと受け止めている力強い描写です。

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木原好子(一般)

愛宕山から見た延岡の代表的な景観で、市街地、土々呂湾、遠見半島を望み、立体的かつ細密に描写され、案内図にもなっています。

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