伊勢えび海道を推進してきた現地芸能人らが記念撮影
延岡市と大分県佐伯市が県境を越えて連携し活性化を目指す「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り08」は、11月末で約3カ月にわたる日程を終了した。期間中に参加各店で伊勢えび料理を食べ海道札と呼ばれるアンケートを提出した人や海道スタンプラリー参加者に対する公開抽選会が12月16日、延岡市北浦町の道の駅北浦マリンシアターであった。今年は夏場のガソリン価格高騰や大分国体などの影響が懸念されたが、昼夜食、宿泊食含め昨年を449人上回る1万2629人の集客があり、5年前の開幕以来続く増加傾向を維持した。
主催する佐伯市観光協会、延岡観光協会の集計では、期間中(87日間)の集客数は佐伯市が昼夜食5206人、宿泊食2474人の7680人(昨年8217人)、延岡市が昼夜食4466人、宿泊食483人の4949人(同3963人)。佐伯市は537人減少したが、延岡市は986人増えた。
伊勢えび1キロが当たる海道札の抽選を行う橋本副会長(左)と田丸会長
経済効果は1億2682万5500円(食事・宿泊による直接効果8760万2000円、土産・原材料などの間接効果3922万3500円)と試算され、昨年を42万5000円上回った。
参加店でもらう「海道札」のアンケート回答は6956枚、周辺の観光施設3カ所でスタンプを押して応募すせば特産品が当たる海道スタンプラリー(往来=うろうろ=特典)には1331通、フォトコンテストには50点の応募があった。
抽選会では佐伯市観光協会の橋本正恵副会長が「佐伯市側は9月こそ大分国体の影響で集客が少なかったが、10、11月で盛り返した。これからも前を見てまっすぐに、自分たちの信じた道を仲間と一緒に進んでいきます」とあいさつ。
延岡観光協会の田丸眞会長も「今年のような不景気の中でも伊勢えび海道が実績を伸ばせたのは、スタートさせた旧蒲江町、旧北浦町の方々の努力のたまもの。将来に向け、さらに素晴らしいイベントに巣立っていくと期待している」と笑顔で振り返った。
参加店代表、道の駅かまえの市橋俊蔵店長は「7月以降はずっと、前年対比200%の売り上げ。土日祝日の昼前後は2時間待ちで、伊勢えびの確保に苦労した。海道札ではマイナスの意見も寄せられており、マイナス要因をクリアしながらさらに充実させていきたい」と感想。伊勢えびレディーの藤原愛子さんは「宮崎、大分が伊勢えびの産地ということを知らない人もたくさんいる。来年に向け、さらにPRを」と期待を寄せた。
橋本副会長、田丸会長、現地芸能人のピエールらがたくさんの応募の中から、往来特典63人、海道札特典(伊勢えび1キロ)10人を選んだ。
海道フォトコンテストで伊勢えび賞に選ばれた「10月の高山海岸」
伊勢えび賞の「輝き」
【東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り】
古くから人、文化、産業など県境を越えたさまざまな交流が活発だった旧北浦町と旧蒲江町が、“伊勢えび”という共通する地域資源を武器に圏域の魅力づくり、観光資源の掘り起こし、情報発信に努めようと、平成16年(2004)に協定を結びスタート。両町の合併後はエリアを拡大して取り組んできた。今年は延岡市8店、佐伯市21店の計29店が参加、例年より4日遅い9月5日に開幕した。
参加店は、豊後水道、日向灘で取れた生きた伊勢えびのみを使用し、伊勢えびの刺身と無塩汁を出すのが条件。それ以外は、各店が趣向を凝らした料理を提供してきた。佐伯市観光協会によると、19店が参加した初年度(16年度)に6722食だった販売実績は、17年度(21店)には9645食と急増。18年度(34店)は10251食と1万食の大台を突破し、昨年度(30店)は12180食と年々実績を伸ばしてきた。
















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