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2008年11月11日
時々コラム  「チキン南蛮」

延岡を「チキン南蛮発祥のまち」に

 

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直ちゃんの「チキン南蛮定食」

 遅れていた東九州自動車道の開通に見通しが立ち、高速交通時代を見据えた取り組みが活発化してきた。高速道路が延岡、日向地区に人を呼び込む大きなツールになるのか、それともストロー現象が起き交流人口が流出してしまうのか。これから私たちのまちが、どんな取り組みをしていくかが重要だ。

 

 

 県北には自然景観や歴史など潜在的な資源はたくさんある。しかし、それだけでは弱い。延岡なり、日向なりのICで高速道路を降りたくなるような魅力づくりが不可欠だ。その際、キーワードとなるのが「食」と「遊」だろう。現在、大分県佐伯市と延岡市が県境を越えて展開中の“東九州伊勢えび海道”が、その好例である。私自身も、日向市のまちおこしグループに所属し、「日向汁食街道(しるくうろーど)」構想の確立に向けて模索を続けている。

 
 私が、非常に「MOTTAINAI」と思うのが、延岡発祥の“チキン南蛮”だ。東国原知事の影響力もあり、宮崎の郷土料理だった“チキン南蛮”が今や全国区になろうとしている。先日、東京のメーカーさんと会食した時も「宮崎に来たらチキン南蛮でしょう」と早速注文していたほど。モスバーガーで「チキン南蛮バーガー」なるのぼり旗も見かけ、どうしてこんな「おいしい素材」をまちづくりに生かさないのか、と強く感じたばかり。

 

おぐら旭ケ丘店の「チキン南蛮」

おぐら旭ケ丘店の「チキン南蛮」

 今こそ「チキン南蛮発祥のまち・のべおか」と声高に叫ぶべきではないか。「直ちゃん」のタルタルソースなしのチキン南蛮を“元祖”とするなら、タルタルソース付きのチキン南蛮を世に広めた「おぐら」は“本家”である。どちらも延岡にあった洋食屋「ロンドン」にルーツがあることは疑いようもなく、宮崎県内で堂々と「発祥のまち」を叫べるのは延岡だけなのだ。

 

 

 市内の飲食店のメニューには、必ずといっていいほどチキン南蛮が載っているし、それぞれ使う肉の部位が異なったり、タルタルに店の独自性があったりと、こだわりを持っている。これこそ延岡が世に誇るべき食文化であり、PRしない手はない。

 

 各店に「チキン南蛮発祥のまち・のべおか」なるのぼりを立て、食せる店のマップ化、各店のこだわりの物語化、そしてルーツにまつわる話の神話化など、マスコミを巻き込みながら次から次の仕掛けをしていけば、全国に誇れ、一度は訪ねてみたくなる「チキン南蛮のまち」ができあがると確信しているのだが……。(K1)






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