
きょうはグダグダとした前置きはありません。とにかく写真を見てください。そう、チキン南蛮の“元祖”をうたう延岡市栄町の「直ちゃん」のチキン南蛮定食(900円)です。見ただけでよだれもの、でしょう。チキン南蛮に欠かせない、タルタルソースはかかっていません。チキンのムネ肉に小麦粉をつけ、溶き卵にくぐらせて揚げ、オリジナルの甘酸だれをかけただけのシンプルさが特徴です。
考えてみれば、アジの南蛮漬けなどと同じ原理で、“元祖”をうたう理由もうなづけます。もともとは市内にあった洋食店「ロンドン」の厨房で食べられていたまかない料理が原型だそうで、直ちゃんの先代・直(なおし)さんも、チキン南蛮を世に広めた本家宮崎おぐら会長の甲斐照幸さんも、そのロンドンで洋食を習っていたと言われています。「時々コラム」でも書いたように、形は違えどもチキン南蛮のルーツは紛れもなく延岡なのです。
さてさて、その「直ちゃん」のチキン南蛮は、表面の衣のふわっとした感じは溶き卵だったのですね。肉も軟らかく、食べられた方は良く分かると思いますが、最後の一、二切れになるとそれを食べてしまうのが惜しいぐらい。
昔は夕飯に持ち帰りを頼んでいたのですが、最近はお客さんが増えて断られることが多くなりました。大勢の人に知っていただくのはうれしいのですが、ファンとしては複雑です。個人的には酒の肴に最適な日向鶏タタキ風が好きで、自宅でじっくり味わえないのが寂しいきょうこのごろです。
















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