えれこっちゃ、店かりバナナが消えた。あるメディアが「朝、バナナ食べるとダイエットによい」と、放送したのをキッカケに、爆発的に売れはじめた。県北のスーパーや果物店でも「バナナが手に入らん、どんげかしちくり」と、悲鳴をあげている。

ほんとにねっちゃろかい?と、仕事帰りに延岡市内のスーパーに行ってみて、ビックリ。「ありゃー。ほんのこつ一本もねぇじゃねぇか」。10日ほど前までは、売れ残った品物のように山ほどあったのに、これはただ事ではない。
そこで、延岡綜合地方卸売市場に聞いてみると「以前より入荷量は減っていますし、値段も上がっています。競りに掛けるとさらに値段がハネ上がりますので、1ケースずつでも各店舗に行きわたるようにしなければ」と、頭を抱えている。
バナナといえば、我々が子供のころは台湾産しかなくて、値段が高く、なかなか口に入らなかった。その後、南米産やフィリピン産などが大量に輸入されるようになり、それこそ物価の優等生に名を連ねた。
もっともフィリピンなどでは、プランテーションという大農園で大量生産されるため、安くで食べられるようになったのだが、ここにきて簡単に手に入らなくなるとは、誰が想像しただろうか。
たしかにバナナは低カロリーだから、ダイエットにはいいのかもしれない。100グラム当たり86キロカロリーと、同じ量のご飯の約半分しかない。
それでいて栄養価は高く、特にカリウムを多く含む。カリウムは筋肉のエネルギー代謝や神経の伝達を助け、バテるのを防いでくれる。テニスの選手がゲームの合い間にバナナを食べるのは、そのためだ。ナトリウム(塩分)の摂り過ぎで、高くなった血圧をさげるのにも欠かせない。また、肥料の三要素の一つでもある。
それはそれとして、県内では以前、串間市市木(いちき)で、小粒のモンキバナナを生産していた。はまゆう農協(本所・日南市)に尋ねると、現在は誰も作っていないという。残念。
別府市鉄輪(かんなわ)の金龍地獄では、温泉熱を利用して本格的にバナナを栽培しており、日本では珍しく、もぎたてのバナナが食べられる。ただし、1本500円(10月3日現在)。チョイと高いかな。
どうしてもバナナをたくさん食べたい方には、耳寄りな情報がある。バナナのたたき売りの本場、門司(北九州市)では、10月26日まで「バナナフェア」を開催しているので、どうぞ。
















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