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県北よもやま・・・②
By 0982.TV On 1 10月, 2008 At 11:34 AM | Categorized As コラム, 県北よもやま | With 0 Comments

東京で県北人が面食らう話

 

  東京では、関東弁の中でも「東京弁」が使われている。そんなことは誰でも知っているが、考えてみれば、東京弁も方言の一つである。

 

  例えば、魚を「オトト」と言うし、外を「オンモ」と言う人がいる。これなど東京の方言といえるだろう。県北の私たちに「けさ揚がったオトトだから、新鮮だよ」と言っても、ピンとこない。「オトトちゃなんケ」(オトトとは何ですか?)と、県北の言葉で聞き返せば、相手は「ちゃなんケ」が理解できない。こんなとき、標準語の有難さがわかる。
 
  逆に県北の者が、標準語でしゃべっているつもりなのに、関西(西日本)で多く使われる言葉が混じることがある。相手が東京の住人でも、関西出身ならわかってくれることもあるが、そうでないときは、聞き返されたり、誤解されることもある。
 
  例えば、「このケータイ、早くなおしなさいよ」と言ったら、まず「どこも故障していないよ」と返されるだろう。「なおす」は関東では「修理する」であって、「なおす」とは言わず「しまう」を使う
のがふつう。
 
  ほかに「ぬくい」は「あったかい」か「あたたかい」、お金を「こわす」は「くずす」か「両替」、日にちの「ごんち」は「いつか」、「こうてきた」(こうちきた)は「かってきた」など、関西では通じても、東京など関東では、わかってくれないことが多い。
 
  特に「かってきた」は、県北の私たちは「かりてきた」の意味で使うのがふつう。もっとも「かってきた」と言うときには、延岡は「かっちきた」と、詰まった発音をする。また「かってきた」は、「勝ってきた」や「刈ってきた」などにも使われるが、これは標準語。
 
  以前、東京の荻窪近くの店で「チリシ(紙)ください」と、標準語で言ったつもりだったが、店のおばさんは「ハァ?」と聞き返すではないか。「チリシですよ、チリシ」と、両手指を使って、四角い形をジェスチャーで示すと、「ああ、チリガミですね」。 

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